生きている内は負けじゃない

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少女漫画はなぜライバルや当て馬キャラの方が魅力的なのか

ふとバレンタインデーつながりで思いついたので…。

少女マンガって大抵、恋のライバルとか当て馬みたいな男子キャラがいますよね。例えば『となりの怪物くん』であればライバルは大島さん、当て馬はヤマケン。『砂時計』ならライバルは椎香ちゃん、当て馬は藤くん。『桜蘭高校ホスト部』や『BASARA』は恋のライバルはいないけど、当て馬は光と浅葱でしょうか。

大好きな作品とキャラクターを挙げてみて思うけど、特に当て馬役の男子は、みんな凄く魅力的なんですよね。藤くんなんて、どうしてこっちに行かないの!!と読んでて本気で思うし、ハルや殿も大好きだけど、ヤマケンや光も凄く魅力的ですよね。浅葱は最初は嫌な奴だったけど、気がついたら一番好きなキャラだったしね…。

そういうわけで、大好きなキャラの恋が実らず…というシーンを何度も見る事になるわけですが、なんでこんなに当て馬役の子達ばかり好きになっちゃうんだろうと思うわけです。

まあ、判官贔屓というのはもちろんあって、最終的に負けると分かってる立ち位置のキャラだからこそ魅力的に見えてる部分はあります。でもやっぱりそれだけじゃなくて、客観的に見てもなぜこっちなの???ってことも有ると思います。

それは一つには、スペックで見ればむしろ劣ってる方を選ぶ方が、そこに愛があるように見えるからというのがあると思います。どう見てもスペックが格上の方を選んだら、愛情ゆえなのか計算ゆえなのか分からないもんね。

もう一つは、主人公の価値観と自分の価値観が違うということでしょう。少女漫画の主人公は、多かれ少なかれ苦難をくぐり抜いて、時には困難な選択もするわけで。そこはまあ、自分とは違うだろうなあとは思います。

色々と書いてみたけど、やっぱり僕は光や藤くんや浅葱やヤマケンが大好きで、幸せになって欲しいと心から思う。そしてそこまで書いたところで、あれだけ高スペックな彼らはほぼ確実に幸せになるし、アラサーで年齢=恋人いない歴の僕は他人の心配してる場合じゃないって現実に気付いて、現実からそっと目を逸らすのです…。